著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

子建八斗【しけんはっと】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
子建八斗

【読み方】
しけんはっと

【意味】
詩文の才能がとてつもなくあること。すばらしい才能を褒め称えること。

【語源・由来】
「子建」は魏の曹植の字(あざな)。「斗」は容量の単位。十斗で一石。中国六朝時代、宋の謝霊運が曹植の詩才を天下を一石の才とすると曹植は一人で八斗を有すると激賞した故事から。

【典拠・出典】
蒙求』「子建八斗」

子建八斗(しけんはっと)の使い方

健太
ともこちゃん。何をしているの?
ともこ
ここから見える校舎を描いているのよ。
健太
うわあ。ともこちゃんの絵の才能は子建八斗だね。これは金賞をとることができそうだ。
ともこ
そうかしら?コンクールに出品するつもりはなかったんだけど、出してみようかな。

子建八斗(しけんはっと)の例文

  1. 一歳にしてお父さんおなかがすいたとしゃべるなんて、わが子は子建八斗、天才に違いない。
  2. ともこちゃんのピアノは子建八斗、もっとすごい先生を紹介しましょう。
  3. 健太くんのサッカーの技術は子建八斗で、僕はかないっこない。
  4. 小さいころから料理を手伝っているともこちゃんは、料理が上手で子建八斗、将来三ツ星レストランを開くかもしれないよ。
  5. ともこちゃんは何をさせても子建八斗、優秀な成績を残し、わが校の誇りです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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