安車蒲輪の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
安車蒲輪
【読み方】
あんしゃほりん
【意味】
老人をいたわり手厚く待遇することのたとえ。
「安車蒲輪」という四字熟語は、高齢の人々を大切に思いやり、心からの配慮をもって世話をすることを意味しているんだよ。
ああ、それは「おじいちゃんやおばあちゃんを、特別な気持ちで大事に扱ってあげる」ってことやな。
年をとった人には手をかけて、愛情たっぷりに接する感じやね。
老人ホームに行ったら、この心構えで接してあげたいわ!
年をとった人には手をかけて、愛情たっぷりに接する感じやね。
老人ホームに行ったら、この心構えで接してあげたいわ!
【語源・由来】
「安車」は天井が低く、座って乗る老人用の車。「蒲輪」は、車輪を蒲の穂で包み、車を走らせた時の振動を少なくした車という意味。
【典拠・出典】
『漢書』「儒林伝・申公伝」
【類義語】
・安車軟輪(あんしゃなんりん)
【英語訳】
respect old person and take really good care of them
英語例文
この国の施設ではどこも安車蒲輪で老人でも行きやすくなっている。
In this country they think about old people so every places are made for them to visit easily.
この国の施設ではどこも安車蒲輪で老人でも行きやすくなっている。
In this country they think about old people so every places are made for them to visit easily.
安車蒲輪(あんしゃほりん)の解説
カンタン!解説
「安車蒲輪」っていう言葉は、おじいちゃんやおばあちゃん、つまり老人のことを大切にして、特別に良くしてあげることを意味するんだよ。それと、すごく賢い人やすごく立派な人を特別扱いするときにも使うんだ。
「安車」ってのは、老人や女性が乗るために作った特別な小さな車で、座りやすくて、車の屋根も低くて小さいんだよ。それに、「蒲輪」ってのは、車のタイヤを柔らかい「蒲の穂」という植物で包んで、ガタガタしないようにしたもの。それで、おじいちゃんやおばあちゃんが乗っても揺れないで快適に乗れるようにしてるんだ。
この言葉の元々の話は、『漢書』という本の「申公伝」というところに書いてあるんだよ。だから、この言葉を使うときは、人を特別に大切にする、という気持ちを伝えたいときに使うんだよ。
安車蒲輪(あんしゃほりん)の使い方
健太くん、この前の夏休みで旅行行ってきたんでしょ?どこ行ったの?
うん。ヨーロッパに行ってきたよ!ノルウェーとかスウェーデン。すごく良かった!
いいなぁー羨ましいわ。スウェーデンってどんなとこ?
スウェーデンはね街がすごく綺麗で、お家もカラフルだったよ。それに老人への待遇がすごくよくて、安車蒲輪だなぁって思ったんだ。僕もおじいちゃんになったらスウェーデンで暮らしたいな。
安車蒲輪(あんしゃほりん)の例文
- 彼女は両親に対していつも安車蒲輪の心で接している、私も見習わなければいけない。
- 老人が今後どんどん増えていく中で、安車蒲輪の精神で彼らに接し、その対策を考えなければ国はよくならないだろう。
- 来月には学校に世界的にとても偉大な数学の学者が来てくれるそうだ。学校全体、地域全体をあげて安車蒲輪の待遇をする予定らしい。
- 年老いた時に自分がどんな暮らしをするのかたまに不安になる。子供にしっかりと愛情をかけ育てることで、将来、安車蒲輪のように世話をしてくれればいいのだが。
- 自分の両親も歳をとり、本当なら私も安車蒲輪の気持ちで世話をすべきだが、なんだか気恥ずかしくてできない。