【四字熟語】
電光石火
【読み方】
でんこうせっか
【意味】
非常に短い時間や行動が敏速に行われるたとえ。
動作やふるまいが非常にすばやいこと。
【語源・由来】
電光」は稲妻の光、「石火」は火打ち石を打つときに出る火花で、いずれも一瞬の光であることから短い時間を示すようになりました。
【典拠・出典】
『五灯会元』「七」
【類義語】
・疾風怒濤(しっぷうどとう)
・疾風迅雷(しっぷうじんらい)
・迅速果敢(じんそくかかん)
・紫電一閃(しでんいっせん)
・電光朝露(でんこうちょうろ)
・石火電光(せっかでんこう)
・脱兎之勢(だっとのいきおい)
【英語訳】
・At lightning speed
・As quick as lightning
・In no time
・No sooner
電光石火(でんこうせっか)の使い方
今日の映画、面白かったねー。
ガンマン同士が1対1の撃ち合いするところなんか、息を飲んだよね。
ガンを抜いたと思ったら銃口から火をふいたよ!
それこそ電光石火の早業だったわ。
電光石火(でんこうせっか)の例文
- 電光石火の勢いで、敵はパンチを繰り出した。
- デートの約束があったので、電光石火の速さで仕事を片づけた。
- その時、怒りの感情が電光石火の如く彼の体を貫いた。
- 居合抜きでは電光石火の太刀さばきこそが信条です。
- その音を聞くやいなや、電光石火の如く鳩たちが一斉に飛び立った。
まとめ
【電光石火】は速さを示す言葉です。【電光】も【石火】も、一瞬ひらめくような光を発することから、同じ意味の言葉を重ねて「あっという間」「一瞬」を強調する効果があります。
四字熟語にはこのように似たような意味を重ねることで、その意味合いを増幅させるものがいくつも存在します。
この【電光石火】もそうした熟語のひとつ。「目にも止まらない一瞬」であることが際立つ,
スピード感あふれる熟語と言えるでしょう。