【四字熟語】
社燕秋鴻
【読み方】
しゃえんしゅうこう
【意味】
出会ったかと思うとまたすぐ別れることのたとえ。
【語源・由来】
「社燕」は春の社日(立春から五番目の戊の日)に来て、秋の社日(立春から五番目の戊の日)に飛び去る燕。「鴻」は秋に来て春に去る白鳥。
【典拠・出典】
蘇軾「送陳睦知潭州」
社燕秋鴻(しゃえんしゅうこう)の使い方
健太くん。悲しそうな顔をしてどうしたの?
一学期に転校してきてとても気が合った友達が、もうすぐ転校することになったんだ。
まだ数か月しかたっていないのにもう転校するの?転校ばかりじゃ社燕秋鴻で友達作りが大変ね。
そうだよね。僕より彼の方が大変なんだ。悲しんでいないで、彼が次の転校先でまた仲の良い友人ができるよう応援するよ。
社燕秋鴻(しゃえんしゅうこう)の例文
- 僕とすれ違いのように異動していったので、社燕秋鴻だったからどんな性格かよく知らないのです。
- 社燕秋鴻というように、これからという関係だったのに、もう離れ離れになるなんて。
- ともこちゃんとは、社燕秋鴻、出会ってすぐに遠く離れてしまったけれども、心は側にいます。
- 社燕秋鴻というように、彼とはしばらくしか一緒にいれなかった、もっと時間があれば仲良くなった気がするのに。
- 健太くんと過ごした時間は短く、社燕秋鴻といった感じだったけれども、とても濃密な時間でした。