阿鼻地獄【あびじごく】の意味と使い方や例文（語源由来・類義語・英語訳）

「阿鼻地獄」っていうのは、仏教の教えに出てくる、一番恐ろしいとされる地獄のことだよ。地獄には色々な種類があるんだけど、その中で最も辛くて恐ろしいところが「阿鼻地獄」なんだ。

特に、本当にひどい悪事をした人、たとえば最も悪い五つの行為（五逆）をした人や、仏教の教えをけなした人（謗法）が、この「阿鼻地獄」に落ちるとされているんだよ。

「阿鼻地獄」では、他の地獄の苦しみよりもずっとずっと辛い罰が待っていて、その辛さは他の地獄を一つと考えたとき、その苦しみが千倍になったほどだと言われているんだ。だから、「阿鼻地獄」は本当に恐ろしい場所なんだよ。

しかも、「阿鼻地獄」では、一瞬たりとも苦しみから逃れることができないから、「無間地獄」とも呼ばれているんだ。つまり、ずっとずっと辛い思いをしなければならないんだ。

例えば、「阿鼻地獄に落ちる」っていう表現は、本当に辛くてつらい状況になることを表しているんだよ。もちろん、これは比喩的な表現で、現実にそうなることはないけど、それくらい辛い状況を指す表現なんだ。