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勧善懲悪【かんぜんちょうあく】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
勧善懲悪

「懲」を「徴」と書き誤らない。
「善を勧め悪を懲らす」と訓読する。

【読み方】
かんぜんちょうあく

【意味】
善良な人や善良な行いを奨励して、悪者や悪い行いを懲らしめること。

「勧」の旧字体は「勸」
「懲」の旧字体は「懲」
「悪」の旧字体は「惡」

【典拠・出典】
春秋左氏伝』「成公一四年」

【類義語】
遏悪揚善(あつあくようぜん)
・勧奨懲戒(かんしょうちょうかい)
破邪顕正(はじゃけんしょう)
揚清激濁(ようせいげきだく)


勧善懲悪(かんぜんちょうあく)の使い方

健太
時代劇って見る?
ともこ
見るよ~。勧善懲悪だから、安心して見ていられるわ。
健太
弱気を助けて、悪が懲らしめられて、めでたしめでたし。
ともこ
現代にもそういうヒーローがいるといいわね。

勧善懲悪(かんぜんちょうあく)の例文

  1. 裁判では善悪の判定が難しい場合がある。
    法律や判決例もいいが、裁判官には勧善懲悪の精神で道徳心にもとづいた裁きを行ってもらいたいものだ。
  2. 「必殺仕事人シリーズ」は仕事人自身が殺し屋だというダークヒーロー的側面を持った勧善懲悪の人気時代劇だ。
  3. 世間では、罪がばれなければいいと黙っている人間と、それを黙認している人間が多い。勧善懲悪で裁くのもいいが、罪を打ち明けた人を許す寛容さも持っていたい。
  4. 「助さん、格さん、懲らしめてやりなさい!」とは『水戸黄門』の名セリフである。勧善懲悪のストーリーは見る人の心を晴れやかにしてくれるものだ。
<小説神髄/坪内逍遥>より
ひたすら勧善懲悪をば小説、稗史(はいし)の主眼とこころえ、彼の本尊たる人情をば

まとめ

いつの世も悪を懲らしめて、善民を救ってくれる存在を人は待ち望む。
悪が栄えたためしなし、というように悪を栄えさせてはいけないからだ。
人の心がそう訴えている。


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