【四字熟語】
酒嚢飯袋
【読み方】
しゅのうはんたい
【意味】
無知無能の人。
【語源・由来】
「酒嚢」は酒を入れるかめ。「飯袋」はめしを入れる袋。人間もただ酒を飲むだけ、飯を食うだけでは酒がめや飯ぶくろと変わらない。転じて、そのような生きざまの人をののしっていう言葉。
【典拠・出典】
『晋書』「左思伝」
【類義語】
・酒甕飯嚢(しゅおうはんのう)
・無芸大食(むげいたいしょく)
酒嚢飯袋(しゅのうはんたい)の使い方
ともこちゃん。今日のお昼ご飯は何?
健太くんみたいに、寝て食べて、また寝ているような酒嚢飯袋な人に出すご飯はありません。
おなかがすいたよー。
働かざるもの食うべからずよ。人生を無為に送るなんてもったいないわ。反省しなさい。
酒嚢飯袋(しゅのうはんたい)の例文
- 健太くんのお兄さんは、三年前から自分の部屋に閉じこもって酒嚢飯袋、何もしていないようです。
- 親のすねをかじって努力をしない健太くんは、酒嚢飯袋、道楽息子、親不孝者です。
- 健太くんは、酒嚢飯袋、本当に使えない人です。
- あのともこちゃんのお兄さんだから、きっと優秀だろうと思ったのに、酒嚢飯袋でした。
- かつて、酒嚢飯袋とさげすまされたこともありましたが、今は、生まれ変わったように勉強のおもしろさに目覚めました。