【四字熟語】
躡足附耳
【読み方】
じょうそくふじ
「足を躡み耳に附く」とも読む。
【意味】
注意するときに、相手を傷つけないような配慮が大切であるということ。
「躡足」は足を踏む。「附耳」は耳に口を近づけてささやくこと。
【典拠・出典】
『史記』「淮陰侯伝」
躡足附耳(じょうそくふじ)の使い方
この前電車に乗っているときに、大声で電話でしゃべっている人がいたから注意したんだ。
へえ。健太くん、勇気があるわね。
うん。でも逆切れされたんだ。
躡足附耳しないと、相手もみんなの目があるから、プライドが傷ついて怒るしかなかったんでしょうね。それにしても車内の電話は迷惑よね。
躡足附耳(じょうそくふじ)の例文
- 最近の新人に対しては、躡足附耳しないとすぐにパワハラだと騒ぎ立てます。
- 躡足附耳しないと健太くんはきっと逆上して怒り始めるでしょう。
- 健太くんが傷つかない様に、躡足附耳、健太くんの足を軽く蹴って間違いを教えました。
- 上司が取引先の社員の名前を間違えて呼んでいたので、躡足附耳、こっそり伝えました。
- ともこちゃんに対しては、躡足附耳して言わないと、大泣きして仕事にならなくなります。