【四字熟語】
生滅滅已
【読み方】
しょうめつめつい
【意味】
生と滅、生きることと死ぬことがなくなって、ともに存しないこと。生滅無常の現世を離れて生死を超越した涅槃に入ること。
【語源・由来】
仏教の語。
【典拠・出典】
『涅槃経』「一四」
【類義語】
・寂滅為楽(じゃくめついらく)
生滅滅已(しょうめつめつい)の使い方
生きていることは苦行かっていうくらいつらいことばかりだよ。
そんなに生きることがつらいの?
つらいよー。毎日が厳しい修行みたいだ。生滅滅已したいなあ。
それは現実から逃げているだけよ。逃げずに立ち向かって、そのつらさすら乗り越えて無の境地に至らないと、生滅滅已は難しいわね。
生滅滅已(しょうめつめつい)の例文
- いずれ生滅滅已するために、山にこもって厳しい修行を積んでいます。
- 生滅滅已し、仏様のそばに、涅槃に入りたいので、毎日念仏を唱えています。
- 生滅滅已、現世を超越し仏果を得るために、今までの苦労があったんだと思います。
- あとどれだけの輪廻転生を繰り返せば、生滅滅已し、涅槃に入ることができるのか、誰にも分りません。
- 心静かにお経を唱えることが、生滅滅已する近道なのかもしれません。