著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

生滅滅已【しょうめつめつい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
生滅滅已

【読み方】
しょうめつめつい

【意味】
生と滅、生きることと死ぬことがなくなって、ともに存しないこと。生滅無常の現世を離れて生死を超越した涅槃に入ること。

【語源・由来】
仏教の語。

【典拠・出典】
涅槃経』「一四」

【類義語】
寂滅為楽(じゃくめついらく)

生滅滅已(しょうめつめつい)の使い方

健太
生きていることは苦行かっていうくらいつらいことばかりだよ。
ともこ
そんなに生きることがつらいの?
健太
つらいよー。毎日が厳しい修行みたいだ。生滅滅已したいなあ。
ともこ
それは現実から逃げているだけよ。逃げずに立ち向かって、そのつらさすら乗り越えて無の境地に至らないと、生滅滅已は難しいわね。

生滅滅已(しょうめつめつい)の例文

  1. いずれ生滅滅已するために、山にこもって厳しい修行を積んでいます。
  2. 生滅滅已し、仏様のそばに、涅槃に入りたいので、毎日念仏を唱えています。
  3. 生滅滅已、現世を超越し仏果を得るために、今までの苦労があったんだと思います。
  4. あとどれだけの輪廻転生を繰り返せば、生滅滅已し、涅槃に入ることができるのか、誰にも分りません。
  5. 心静かにお経を唱えることが、生滅滅已する近道なのかもしれません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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