【四字熟語】
尽忠報国
【読み方】
じんちゅうほうこく
「忠を尽くして国に報う」とも読む。
【意味】
忠義を尽くして国の恩に報いること。
【語源・由来】
「尽忠」は君主や国家に忠誠心を尽くすこと。「報国」は国の恩に報いるという意味。
中国宋の岳飛は忠誠心に富んでいて、この四字を背中に入れ墨していたと伝えられる。
【典拠・出典】
『北史』「顔之儀伝」
【類義語】
・義勇奉公(ぎゆうほうこう)
尽忠報国(じんちゅうほうこく)の使い方
日本という国が、経済界の顔色をうかがった政治をやめて、子供に寄り添った政治をしてくれればいいのに。
そうね。子供としてはそうなればいいと思うわよね。でもそうなったらどうなるのかしら?
鶴の恩返しの鶴のように、尽忠報国、自分の国のために恩返しがしたい、がんばろうって思うよね。
なるほどね。じゃあ、健太くんが勉強嫌いなのは、国が子供重視の政治をしてくれないからなのね。
尽忠報国(じんちゅうほうこく)の例文
- 新撰組の芹沢鴨は鉄扇「尽忠報国之士芹沢鴨」と書いてあり、国のために命をかけたそうです。
- 道徳で尽忠報国と教えられて育ったから、あの世代は愛国心あふれる人が多いのよ。
- 自衛隊は尽忠報国の志があるものを求めています。
- 尽忠報国の誠をもって奉公する所存でございます。
- 尽忠報国の念を培って、国民同士が助け合う美しい国、日本を築きたい。