【四字熟語】
吹影鏤塵
【読み方】
すいえいろうじん
「すいえいるじん」とも読む。
「影を吹き塵に鏤(ちりば)む」とも読む。
【意味】
無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。また、とりとめがない、つかみどころがないことのたとえ。
【語源・由来】
影を吹いたり、細かなちりに刻みをほろうとするという意味。
【典拠・出典】
『関尹子』
【類義語】
・鏤塵吹影(ろうじんすいえい)
吹影鏤塵(すいえいろうじん)の使い方
この道は桜並木になっていて、春は本当にきれいね。
この道の桜は、僕のおじいちゃんが植えたんだよ。一人で植えたんだけど、心無い人から吹影鏤塵だ、意味がないって言われてもくじけずに植え続けたんだって。
健太くんのおじいちゃんの努力のおかげで、こうやってたくさんの人が桜を見に来ているんだから無駄じゃなかったわよね。
そうだね。決して無駄じゃないね。
吹影鏤塵(すいえいろうじん)の例文
- 吹影鏤塵だと馬鹿にされた研究が、今のこの世の中で役立っていることがたくさんあります。
- 受験の結果がどうであれ、そこで培った経験や知識は、決して吹影鏤塵なんかではない。
- ご褒美がもらえないなら吹影鏤塵だと、健太くんはお手伝いを放棄しました。
- 吹影鏤塵なことをやっているときは、とてもつらく感じるので、達成感を感じられるようにしたいものです。
- 閑職に追いやられ、吹影鏤塵、雑用をこなす毎日です。