【四字熟語】
趨炎附熱
「趨炎付熱」とも書く。
【読み方】
すうえんふねつ
「炎に趨(おもむ)き熱に附く」とも読む。
【意味】
時の権力のある者につき従うこと。
【語源・由来】
「趨」は走るという意味。「炎」「熱」はともに、勢いが盛んなもののたとえ。燃えたぎる炎に向かって走り、熱いものにつくことから。
【典拠・出典】
『宋史』「李垂伝」
【類義語】
・趨炎附勢(すうえんふせい)
・趨炎奉勢(すうえんほうせい)
趨炎附熱(すうえんふねつ)の使い方
健太くん。新しい担任の先生はどう?
僕のクラスに市長の息子がいるんだけど、そいつの機嫌取りばかりしていて、趨炎附熱の嫌な人なんだよね。
それは尊敬できないわね。
早くクラス替えをしてくれないかなあ。
趨炎附熱(すうえんふねつ)の例文
- 健太くんは、趨炎附熱で出世したので実力が伴っていません。
- 趨炎附熱をしてでも、嫌なやつに頭を下げてでも上を目指すことに決めています。
- 彼は趨炎附熱、上司の前ではニコニコ、部下の前ではしかめっ面なので嫌われています。
- ともこちゃんは出世しそうな人を見つける嗅覚に優れていて、趨炎附熱して自身も出世します。
- 趨炎附熱して出世したら、いざという時その上司と共倒れになってしまうじゃないか。