【四字熟語】
杜撰脱漏
【読み方】
ずさんだつろう
【意味】
粗末で誤りの多いこと。ぞんざいで誤脱も多いこと。
【語源・由来】
「杜撰」は、宋の杜黙の作った詩が多く規則に合わなかったことから、詩文・著述などに規格はずれや誤りが多いことをいう。「撰」は詩文を作ること(『野客竃書』)。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・杜黙詩撰(ともくしさん)
杜撰脱漏(ずさんだつろう)の使い方
健太くん。頼んでおいた原稿が杜撰脱漏なんだけど、どういこと。
空手の大会が近くて見直す暇がなかったんだよ。
空手の大会があることは、ずいぶん前から分かっていたじゃないの。
ごめんね。おしりに火がつかないとやる気になれないタイプなんだよ。
杜撰脱漏(ずさんだつろう)の例文
- 健太くんの宿題の詩は杜撰脱漏で、やっつけ仕事だということがありありとわかりました。
- ともこちゃんの作文は杜撰脱漏な文章で、先生が訂正した朱書きで真っ赤になっていました。
- こんな杜撰脱漏な文章では、受かるものも受からなくなるぞ。
- とても杜撰脱漏な詩だったので、気持ちが全く伝わってきませんでした。
- 前任者が残した文章は杜撰脱漏なもので、後任の私には理解不能でした。