【四字熟語】
井渫不食
【読み方】
せいせつふしょく
「井渫えども食われず」とも読む。
【意味】
賢者が登用されないままでいることのたとえ。
【語源・由来】
「渫」は水底の泥やごみを除くという意味で、「井渫」は井戸の水がきれいに澄んでいること。「不食」は飲用として用いられないという意味。せっかくきれいな井戸水であっても、汲んで用いられないということから。
【典拠・出典】
『易経』「井卦」
井渫不食(せいせつふしょく)の使い方
僕の兄さんは、弟の僕から見ても優秀でいいやつなのに、井渫不食、何でか評価が低いんだよね。
ああ。そういう人っているわよね。なぜかツキに見放されてしまっている人。
どうすれば認められるのかなあ。
神社でお祓いでもしてみたらどうかしら?
井渫不食(せいせつふしょく)の例文
- ともこちゃんは能力があるのに、井渫不食のままではもったいない。
- 健太くんが井渫不食、登用されないなんて、世の中にとって大きな損失です。
- 井渫不食というように、賢い彼ではなく、愚かな健太くんが重用されています。
- 徳の高い彼を閑職に追いやるなんて、井渫不食、この会社は愚かだ。
- ともこちゃんが女性だからといって平社員のままだなんて、井渫不食、会社は分かっていない。