著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

積日累久【せきじつるいきゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
積日累久

【読み方】
せきじつるいきゅう

【意味】
官吏などが年功を積むこと。

【語源・由来】
「積日」は多くの日数、日数を重ねること。前漢の春秋学の大家の董仲舒が官吏の昇格について「現在は昔のように賢不肖によらず、年功のみによって昇格させているから人材が育たない」と武帝に上申した故事から。

【典拠・出典】
漢書』「董仲舒伝」

積日累久(せきじつるいきゅう)の使い方

健太
少し前まで、日本は積日累久した人には給料を高く設定していたんだよね。
ともこ
健太くんのような怠け者にはいい時代だったわよね。毎日会社に行くだけで、どんどん給料が上がるんだから。
健太
でも、今は能力重視だよね。
ともこ
そうね。やりがいはあるけれども、後輩に追い抜かされることもあるから怖いわよね。

積日累久(せきじつるいきゅう)の例文

  1. 僕の方が仕事ができるのに、パソコンが使えないという理由で仕事をしない積日累久の人の方が給料が高いなんて信じられない。
  2. 積日累久の人が給料が高いとなると、能力が高い社員のやる気をそぐ結果となります。
  3. 会社に貢献した人と積日累久の人はイコールではないと思うんですよ。
  4. 現在在籍している積日累久の人は給料ばかり高いので、早期退職を募り、能力給に移行することにしました。
  5. 積日累久の人は、経験が豊富だから給料が高いんですよ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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