【四字熟語】
先難後獲
【読み方】
せんなんこうかく
「難きを先にし獲るを後にす」とも読む。
【意味】
難事を先にして利益を後回しにする意。まず人のために困難なことを行って、自分の利益になることは後回しにすること。また、はじめに難事を行えば、後でその利益を得られること。利益を得るためには、まず困難なことを行わなければならないという教え。
【語源・由来】
「先難」は困難を先に行うこと。「後獲」は人に遅れて利益を取ること。または後に利益を得られるという意味。「難きを先にして獲るを後にす」と訓読する。
【典拠・出典】
『論語』「雍也」
【類義語】
・先苦後甜(せんくこうてん)
先難後獲(せんなんこうかく)の使い方
僕は社長をやっているおじいちゃんを尊敬しているんだ。
へえ。どうして?
先難後獲、社員が嫌がるような仕事を率先してやっているからだよ。
それはすごいわね。社長が先難後獲という姿勢だと、社員もがんばろうって思うし、がんばると利益がついてくるわよね。
先難後獲(せんなんこうかく)の例文
- 先難後獲を胸に日々努力してきたおかげで、この会社はここまで大きくなりました。
- 利益にこだわらず、先難後獲の姿勢で会社と向き合えば、おのずと利益はついてきます。
- 先難後獲を絵にかいたような社長は、人に愛され、仕事にも恵まれました。
- 今苦労と努力をしておけば、先難後獲、後で報われるに違いない。
- 先難後獲、いつやるのか、今でしょ。