愛及屋烏の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
愛及屋烏
【読み方】
あいきゅうおくう
【意味】
溺愛、盲愛のたとえ。
屋烏及愛(おくうのあい)と同じ意味です。ある人を愛すると、その人の家の屋根にいる烏(からす)までも愛するようになる、人を愛するとその人に関わるものすべてがいとおしくなるというたとえです。
なるほどな。つまり、「ほんまに大好きなものや人には、全部愛情を注ぐ」ってことやな。
例えて言うなら、自分の大好きな家でさえ、その一部であるカラスまで大切に思うほどのことやで。
これは、「大事なものに対する愛はとことん深い」ってことを教えてくれる言葉なんやな。
例えて言うなら、自分の大好きな家でさえ、その一部であるカラスまで大切に思うほどのことやで。
これは、「大事なものに対する愛はとことん深い」ってことを教えてくれる言葉なんやな。
【語源・由来】
その人を愛するあまり、その人に関わるもの全て、その人の家の屋根に止まっている烏さえも愛おしくなるということから。「屋烏」は屋根にとまっている烏(からす)のこと。
【典拠・出典】
『説苑』「貴徳」
【類義語】
・屋烏及愛(おくうのあい)
・愛屋及烏(あいおくきゅうう)
【英語訳】
・Love me, love my dog.
愛及屋烏(あいきゅうおくう)の解説
カンタン!解説
「愛及屋烏」っていうのは、誰かを本当に深く愛することを表すんだよ。なんていうか、その人が本当に好きで好きでたまらなくて、その人の家の屋根に止まっているカラスまで可愛く見えちゃうっていう意味なんだ。つまり、誰かを愛すると、その人に関わる全てのものが愛おしく感じられるということなんだよ。
この「愛及屋烏」っていう表現は、「屋烏及愛」っていう言葉と同じ意味で使われることが多いんだ。「屋烏」っていうのは、屋根に止まっているカラスのことを指すんだ。
たとえば、あなたがすごく好きな人がいるとしよう。その人の家のカラスまで可愛く見えるくらいその人を愛している、それが「愛及屋烏」っていう表現なんだよ。だから、その人に関わる全てのもの、家のカラスまで、愛おしく感じるっていうことなんだね。
愛及屋烏(あいきゅうおくう)の使い方
今日のコンサート、よかったなぁ!
ほんとうに、すごくよかった!
Tシャツ、バンドメンバーとお揃いだし、買えばよかったな。
愛及屋烏にもほどがあるわよ! メンバーだってツアーロゴ入りTシャツはツアー以外は着ないわよ。
愛及屋烏(あいきゅうおくう)の例文
- 彼女への愛及屋烏から単なるファンを通り越し、今や彼女自身になるかの勢いだった。
- 彼は今、愛及屋烏のあまり冷静に物事を判断することができない。
- 彼女への愛及屋烏の果てに、彼は公金に手を付けていた。
- 愛及屋烏も甚だしい、彼女の悪い点もただせないなんて。
家の中のどんな小さなものにでも、その家を愛する者の愛情が及ぶという意味があるんだ。