【四字熟語】
大義滅親
【読み方】
たいぎめっしん
「大義親(しん)を滅す」とも読む。
【意味】
君国に報いるためには親兄弟もかえりみないということ。
【語源・由来】
「親」は親子兄弟など身内の関係。「大義」は臣下が君国に尽くすべき道義。
【典拠・出典】
『春秋左氏伝』「隠公四年」
【類義語】
・意義活恩(いぎかつおん)
大義滅親(たいぎめっしん)の使い方
健太くん。大義滅親というように、お父さんを告発したんですって。
そうなんだ。父さんは、国の方針に反している活動をしていたからね。
国の法律としては正しいことをしたけれども、つらくないの?
正直つらいけれども、正義のための大義滅親はいたしかたないよね。
大義滅親(たいぎめっしん)の例文
- 健太くんは、大義滅親、仕事最優先で家族の臨終のときにも立ち会いませんでした。
- 大義滅親というけれども、会社のために親を見捨てる健太くんは冷血すぎるよね。
- 親を告発した僕を人は責めるけれども、大義滅親、大義の前に親も子もないのだ。
- 国のために親を牢獄に放り込むような大義滅親がまかり通る、そんなことが戦争中にはありました。
- 戦国時代、国を守るため、大義滅親だといって、実の親に手をかける武将がいたそうです。