【四字熟語】
築室道謀
【読み方】
ちくしつどうぼう
【意味】
意見ばかり多くてまとまらず、物事が実現しないこと。
【語源・由来】
「築室」は家を建てること。「道謀」は道を行く人に相談するという意味。家を建てようとして道行く人に相談していると、それぞれ勝手な意見をいうので、結局家はできなくなってしまうという意味から。
【典拠・出典】
『詩経』「小雅・小旻」
築室道謀(ちくしつどうぼう)の使い方
健太くん。どこの学校に進学するか決まったの?
築室道謀というように、色んな人に意見を聞いていたら、どこの学校もよく見えてきて決まらないんだ。このまま進学することができないかもしれないよ。
進学できなかったら本末転倒じゃないの。初志貫徹して空手の強豪校にしておきなさいよ。
そうだったね。僕は空手の道を行くんだから、制服や共学かどうかなんて関係ないよね。
築室道謀(ちくしつどうぼう)の例文
- 築室道謀の計画になってはいけないので、人の意見は参考程度にして自分で決めます。
- 役人多くして事絶えず、築室道謀というように、計画が失敗しないようにいろんな意見に流されないようにしよう。
- 小田原評定のような会議では、築室道謀、失敗につながってしまいます。
- 意見が活発なのはいいことだけれども、そろそろまとめないと築室道謀、計画倒れになってしまうよ。
- 築室道謀となっても困るから、少数精鋭で会議を開き決定しよう。