【四字熟語】
知者不言
「智者不言」とも書く。
【読み方】
ちしゃふげん
「知る者は言わず」とも読む。
【意味】
物事をほんとうに知っているものは言わないものだ。真に知るものはあえて言葉で説明しようとはしないものだ。
【典拠・出典】
『老子』「五六章」
【類義語】
・大智不知(だいちふち)
・言者不知(げんしゃふち)
知者不言(ちしゃふげん)の使い方
ともこちゃん、この話を知っている?
知っていたわよ。でもあえて言うことかしら?
僕がもし、もっと早くにこのことを知っていたら、みんなに自慢するよ。
知者不言というように、賢人はべらべらしゃべらないものよ。
知者不言(ちしゃふげん)の例文
- 自分の知識をひけらかすような健太くんは器が小さい男で、知者不言からは遠い。
- ともこちゃんは知者不言というように、自分から何も言わないけれども、質問すればすべてに答えを出してくれる知恵者です。
- 知者不言というじゃないか、よくしゃべる健太くんはあきらかに愚者だよ。
- 口は慎むべきであることを知っている知者不言なともこちゃんは、余計なことは言いません。
- 知者不言というように、本当に賢い人は君のような知ったかぶりをしませんよ。