著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

長幼之序【ちょうようのじょ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
長幼之序

【読み方】
ちょうようのじょ

【意味】
年功者と年少者の間にある、当然守らなければならない社会的、道徳上の秩序のこと。

【語源・由来】
「長幼」は年長者と年少者、おとなと子供。

【典拠・出典】
礼記』「楽記」

【類義語】
・長幼有序(ちょうようゆうじょ)

長幼之序(ちょうようのじょ)の使い方

ともこ
健太くん。お年寄りに座席を譲るなんて偉いわね。
健太
目上の人には敬意を払わないといけないよね。
ともこ
長幼之序をわきまえているなんて、健太くんは意外とすごいわね。
健太
若輩者の僕が年長者を敬う、長幼之序をわきまえるのは当然のことだよ。

長幼之序(ちょうようのじょ)の例文

  1. 最近の若者は長幼之序をわきまえない者が多くて困る。
  2. IT社会に突入してから、能力成果主義になり長幼之序なんて誰もかえりみなくなりました。
  3. 長幼之序の精神から考えると年功序列制は素晴らしい制度です。
  4. 空手道で先輩からしごかれ鍛えられている健太くんは、長幼之序の精神を大切にしていて、目上の人の命令には絶対服従です。
  5. 長幼之序をわきまえている健太くんは上司からの受けがよく、能力がない割には出世コースに乗っています。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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