【四字熟語】
低徊趣味
「低徊」は「彽徊」、「低回」とも書く。
【読み方】
ていかいしゅみ
【意味】
世俗を離れて、余裕ある心で自然や芸術にひたる態度。
【語源・由来】
「低徊」は思いにふけり、行きつもどりつするさま。自然主義への反発から夏目漱石が高岡虚子の「鶏頭」の序文で唱えたもの。
【典拠・出典】
夏目漱石「高浜虚子著『鶏頭』序」
低徊趣味(ていかいしゅみ)の使い方
僕のおじいちゃんが、定年後、盆栽を趣味にしているんだよ。
へえ。それは低徊趣味ね。のんびり盆栽を育て眺めるなんてうらやましい生き方だわ。
会社員をしていた頃より生き生きとしているよ。
いい趣味を見つけたわよね。
低徊趣味(ていかいしゅみ)の例文
- 低徊趣味に浸るために、人里離れた場所に休暇用の別荘を建てました。
- 兄さんは、アウトドアが好きで、自然と触れ合い、自然を愛でるという低徊趣味を楽しんでいます。
- 余生は低徊趣味に浸っていたいので、今はあくせく働いてお金を貯めます。
- 働きながらも低徊趣味に浸る余裕がある健太くんがうらやましい。
- 時間やお金を気にせずに低徊趣味に浸ることができたら、人生はさぞかし楽しくなるだろう。