【四字熟語】
定省温凊
「温凊定省」とも言う。
【読み方】
ていせいおんせい
【意味】
親に孝養を尽くすこと。
【語源・由来】
冬には暖かく夏には涼しく過ごせるよう配慮し、夜には寝床を整え定め朝にはご機嫌を伺う。もと人の子たる者の礼を説いた語。「凊」は「涼」に同じで、すずしいという意味。「定」は寝具を整え定めて安眠できるよう気を配ること。「省」はかえりみるという意味からご機嫌伺いをすること。
【典拠・出典】
礼記「曲礼・上」
【類語後】
・扇枕温衾(せんちんおんきん)
定省温凊(ていせいおんせい)の使い方
健太くん。ちゃんと定省温凊しているの?
うーん。していないなあ。親のすねをかじっているだけだよ。
人間の人生は儚いものなんだから、元気なうちに定省温凊しないとだめよ。
そうだね。両親はずっと僕のそばにいてくれるものだと思い込んでいたよ。
定省温凊(ていせいおんせい)の例文
- 親に新築の家をプレゼントして定省温凊しました。
- 定省温凊しようと思い立ち、温泉旅行をプレゼントしました。
- 健太くんは、小さいころから親に感謝し定省温凊する子でした。
- 後々、悔いの残らないよう定省温凊しました。
- 健太という名前の通り、僕が健康であることが定省温凊することになると思っています。