著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

伝家宝刀【でんかのほうとう】の意味と使い方や例文(語源由来)

【四字熟語】
伝家宝刀

【読み方】
でんかのほうとう

【意味】
いざという時以外にはめったに使わない、とっておきの物や手段。代々家宝として伝わっている名刀。

【語源・由来】
「伝家」は代々その家に伝わること。

【典拠・出典】

伝家宝刀(でんかのほうとう)の使い方

ともこ
健太くん。困ったことになったわよね。
健太
そうだね。これはいよいよ伝家宝刀を抜く時が来たのかな。
ともこ
ええっ。何か奥の手があるの?
健太
まあ、僕に任せておいてよ。

伝家宝刀(でんかのほうとう)の例文

  1. 伝家宝刀を抜かないと切り抜けられないような状況です。
  2. 総理大臣が伝家宝刀、衆議院解散に踏み切りました。
  3. 伝家宝刀を抜くべき時だが、頻繁に使っては伝家宝刀の意味がなくなります。
  4. 相手は最強のチームだけれども、伝家宝刀を抜けば大丈夫。
  5. 伝家宝刀は使うタイミングが重要だから、軽はずみにむやみやたらに使うものではないです。

まとめ

首相の都合のよい時期に宣言できる、伝家宝刀といわれている解散権ですが、衆院総選挙には500億円以上もの多額の税金が必要となり、国民にとっては簡単に抜いてもらっては困りますよね。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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