【四字熟語】
得意忘言
「意を得て言を忘る」とも読む。
【読み方】
とくいぼうげん
【意味】
真理を体得すれば言葉の助けはいらない。言葉は意味や真理を捕らえるための道具であり、意味や真理を捕らえたあとはわすれてしまえばよいという荘子の説。
【典拠・出典】
『荘子』「外物」
【類義語】
・得魚忘筌(とくぎょぼうせん)
得意忘言(とくいぼうげん)の使い方
得意忘言って言うけれども本当だよね。
真理を体得したことがないからわからないわ。
空手を極めると、言葉なんていらなくなるんだよ。得意忘言ってこういうことなんだってわかったんだよ。
私も得意忘言の意味が分かるように、何かを極めたいわ。
得意忘言(とくいぼうげん)の例文
- この絵の本質を理解したのならば得意忘言、無理に言葉で表現しようとする必要はない。
- 得意忘言であるべきなのに、グルメリポーターは言葉にとらわれすぎている。
- 自分の知識をひけらかし語るような人は悟りを得たとは言えない、得意忘言のはずだ。
- 得意忘言、過去の偉人の言葉がおさめられた書物を後生大事に抱えているようではまだまだだ。
- 評論家はみな、得意忘言というように言葉から解放されるべきです。