【四字熟語】
入木三分
【読み方】
にゅうぼくさんぶ
「じゅぼくさんぶ」とも読む。
【意味】
書道で筆勢が非常に強いこと。また、物事を的確に深くつっこんで考えること。
【語源・由来】
「入木」は木にしみこむという意味。「三分」は約七ミリ。
中国東晋の書家王羲之は筆勢がきわめて強く、文字を記した木片を削ってみたところ、三分の深さにまで墨がくい込んでいたという故事から。また、書道のことを「入木道(じゅぼくどう)」というのはこの故事による。
【典拠・出典】
『説郛』八九引『書断』「王羲子」
入木三分(にゅうぼくさんぶ)の使い方
ともこちゃんの自由研究は入木三分でおもしろいね。
興味を持ってくれたの?
うん。すごく興味深かったよ。こんな切り口で深く考えると、こんなおもしろい結果が出るんだなって感心したよ。
他の誰かの科学への興味に役に立つことができるなんて嬉しいわ。
入木三分(にゅうぼくさんぶ)の例文
- 健太くんの書き初めは入木三分で迫力があり、クラスのみんなの目を引きました。
- 入木三分なともこちゃんの論文は、考えさせられるものでした。
- 健太くんの考察は入木三分だと評判です。
- ともこちゃんの考え方は入木三分なので、僕には見えない深層部分が見えるようです。
- 令和と揮毫したその書は入木三分で、とても強く勢いのある時代への期待感にあふれていました。