【四字熟語】
買妻恥醮
【読み方】
ばいさいちしょう
【意味】
夫を棄てた妻がその後の結婚を恥じること。
【語源・由来】
漢の朱買臣の妻は貧乏に耐えきれず、将来富貴になるだろうという夫の言葉を信ぜず、夫のもとを去った。のちに会稽の太守となった買臣は、故郷で道路の工事人の妻となっているもとの妻を見て、夫とともに太守の宿舎につれ帰り、食事の世話をしたが、一か月後もとの妻は首をくくって自殺したという故事から。
【典拠・出典】
『漢書』「朱買臣伝」
買妻恥醮(ばいさいちしょう)の使い方
私のお姉ちゃんが離婚したのよ。
へえ。いまどき離婚は珍しくも何ともないけれども、買妻恥醮とならなければいいよね。
もう結婚はこりごりって言っているから、再婚して後悔することはないんじゃないかしら。
そう言っている人に限ってスピード再婚したりするんだよね。
買妻恥醮(ばいさいちしょう)の例文
- 離婚した妻が買妻恥醮となるよりも、新しい幸せをつかんでほしいと心から思っています。
- 玉の輿を願う人は本当の愛を知らないから、買妻恥醮というように幸せな結婚ができないんだよ。
- 再婚したともこちゃんは自分を恥じていて、まさに買妻恥醮です。
- 買妻恥醮とならないように、夫次第ではなく、妻が自立すればいいのです。
- 買妻恥醮となって、再婚を恥じたともこちゃんは自殺してしまいました。