【四字熟語】
蛮夷戎狄
【読み方】
ばんいじゅうてき
【意味】
中国の周辺部の異民族の総称。
【語源・由来】
古代中国では、漢民族の周辺の諸国を、東夷、西戎、南蛮、北狄と称して、異民族を卑しんでいたことから。
【典拠・出典】
『礼記』「王制」
【類義語】
・夷蛮戎狄(いばんじゅうてき)
・禽獣夷狄(きんじゅういてき)
・西戎東夷(せいじゅうとうい)
・東夷西戎(とういせいじゅう)
・南蛮北狄(なんばんほくてき)
蛮夷戎狄(ばんいじゅうてき)の使い方
中国は周りが蛮夷戎狄、敵ばかりで大変な歴史だったよね。
そうね。攻めたり攻め込まれたり、統一したり分裂したり、波乱万丈な歴史よね。
うわあ。年表を見てみると、覚えるのが大変そうだね。
王朝の名前を全部覚えるだけでも至難の業よね。
蛮夷戎狄(ばんいじゅうてき)の例文
- 蛮夷戎狄が攻め込んでこないように砦を築こう。
- 私が不在の隙に蛮夷戎狄が攻めてきても、健太くんがいるから追い返してくれるでしょう。
- 自分たちとは異なる民族だ、蛮夷戎狄だと蔑んだことで、周辺民族の不満が高まりました。
- 皇帝は蛮夷戎狄と和平交渉をすすめ、もっと西に国土を拡大したいと考えていました。
- 中国が周りの国を蛮夷戎狄、蛮族だと見下していたころ、古代とはいえすでに水洗トイレがありとても進んだ生活をしていました。