著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

万物殷富【ばんぶついんぷ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
万物殷富

【読み方】
ばんぶついんぷ

【意味】
国が栄えて万物が盛んで豊かなこと。

【語源・由来】
「殷」は盛んなこと、富むこと。

【典拠・出典】
史記』「陸賈伝」

万物殷富(ばんぶついんぷ)の使い方

健太
日本は万物殷富な国だよね。
ともこ
そうよね。何でも手に入る便利な国よね。
健太
その割には、日本国民はあまり幸せそうな顔をしていないよね。
ともこ
そうね。みんな携帯電話の画面を見つめて下向き加減に、難しい顔をして歩いているわよね。彼らを見ていると万物殷富な恵まれた国とは思えないわよね。

万物殷富(ばんぶついんぷ)の例文

  1. この国は万物殷富な国で、世界の大富豪のトップクラスのほとんどがこの国の人たちなんです。
  2. 万物殷富のために経済発展最優先にした結果、豊かさの代わりに大事な美しい心をなくしてしまった気がします。
  3. 万物殷富と言える国は、現代ではやはりアメリカのことなんでしょうか。
  4. 彼が王になってから、貧しかったこの国は、彼の手腕によって万物殷富な国になりました。
  5. 日本は万物殷富な国なのですが、人口の5%が飢えに苦しんでいるといわれています。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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