安如泰山の意味(語源由来・出典・英語訳)
【四字熟語】
安如泰山
「安きこと泰山の如し」と書き下す。
【読み方】
あんにょたいざん
【意味】
山東省にある名山「泰山」、その泰山のように微動だにしない、安定した様子をいう。物事が安定して揺るがないさま。
あー、それって、「どんなに大きなことがあってもビクともしない、ぐらつかない」ってことやな。
まるで泰山のように、どんなに風が吹いても揺れない。
これは、「とっても安定していて信頼できる」ってことを教えてくれる言葉やね。
まるで泰山のように、どんなに風が吹いても揺れない。
これは、「とっても安定していて信頼できる」ってことを教えてくれる言葉やね。
【語源・由来】
泰山のように安定しているということから。
【典拠・出典】
『漢書』「厳助」
【英語訳】
stable as if a mountain
彼はいつも冷静沈着で、一度決めたら曲げない、安如泰山だ。
He is always calm and never changes what he decided, so stable as if a mountain.
He is always calm and never changes what he decided, so stable as if a mountain.
安如泰山(あんにょたいざん)の解説
カンタン!解説
「安如泰山」は、中国の山東省にある巨大な山「泰山」を参照して使われる言葉だよ。泰山はその大きさと堅固さで有名で、古くから動かない、びくともしない、っていう意味で例えられてきたんだ。この山は、天候がどれだけ厳しくても、地震が来ても、動かない、揺れないっていう強さを持っているの。
だから、「安如泰山」という言葉は、何かがとても安定していて、どんな外的な要因やプレッシャーにも影響されず、しっかりとその場所や状態を守っている、というイメージで使われるの。
例えば、「安如泰山のような人」という表現を使うと、その人はどんな困難な状況になってもパニックにならず、冷静に物事を捉え、しっかりとした態度で行動する人、という意味になるよ。
また、ビジネスの世界で使われる場面も考えられるよ。企業やプロジェクトが「安如泰山」と評されると、それは非常に安定していて、どんな市場の変動や競争にも負けない、信頼できるという意味になるんだ。
安如泰山(あんにょたいざん)の使い方
来週の発表は僕とともこちゃんの番だね。もう緊張してきたよ。。。発表の準備ぜんぜんできてないし。ともこちゃんは準備できてるの?
もちろんよ!だけどそんなに緊張することないわよ。クラスのみんなの前で発表するだけなんだし。大丈夫よ。
ともこちゃんはいつも安如泰山だね。ちゃんと準備できてるからだよね。
そんなに言うなら健太くんもちゃんと準備すればいいのよ。私が手伝ってあげるわ。
安如泰山(あんにょたいざん)の例文
- 彼のチームはうちと違いとてもうまくいっているようが。きっと彼の上司が安如泰山としいるからだろう。それに引き換えうちの上司は。。。
- 私の父は安如泰山のような人だった。一家の大黒柱らしくどっしりと落ち着いて我々家族は彼のおかげでいつも安心して暮らすことができた。
- 半世紀以上も続くうちの会社は今まで安如泰山としていたが、ここのところの不景気によりその運営にも陰りが見えてきた。転職を本気で考えたほうがいいかもしれない。
- 映画の中で彼は極度の恐怖のためか微動だにしなかった、それはまるで安如泰山のようで、素晴らしい演技だった。
- 卒業式の最後に壇上に上がりスピーチをする予定だったが、私は緊張のあまり壇上で真っ白になり身動き一つ取れず、まるで安如泰山のようだった。
泰山のようにしっかりとして動かない、安定している状態を指すんだ。
つまり、何かが非常に安定していて、全く揺れ動かない状態を表現するのだ。