【四字熟語】
不刊之書
【読み方】
ふかんのしょ
【意味】
永久に滅びることなく伝わる書物。不朽の名著。
【語源・由来】
「刊」はけずるという意味。昔は文字を木簡や竹簡に書き、誤りなどは刀で削ったことから、「不刊」は滅びないという意味になった。
【典拠・出典】
揚雄「答劉歆書」
【類義語】
・不朽之書(ふきゅうのしょ)
・不刊之典(ふかんのてん)
・不刊之論(ふかんのろん)
不刊之書(ふかんのしょ)の使い方
聖書って今のところ最強のロングセラー本なんだよね。
今のところそうだけど、今後、その記録を抜くことができる本はないでしょうね。
まさに不刊之書だね。
永久不滅ね。
不刊之書(ふかんのしょ)の例文
- 詩経は中国最古の詩編で、長く語り継がれ今も残る不刊之書です。
- はやりのベストセラーの本を読むのではなく、ロングセラーの三世代以上の時を経た不刊之書を読むといですよ。
- 「孫子」に書かれている兵法は、現代ビジネスに通用することが多々あり、まさに不刊之書といえるでしょう。
- ザ・ゴールは、日本人が読んだら貿易摩擦が再燃し、世界は混乱に陥ると懸念された名著ですが、不刊之書となるんじゃないでしょうか。
- 「君主論」はリーダーの必読本で、不刊之書でありおすすめです。