【四字熟語】
不繋之舟
【読み方】
ふけいのふね
【意味】
心にわだかまりがなくさっぱりしていて無心なこと。また、定めなく流れただよっていること。
【語源・由来】
「不繋」はつなぎとめていないということ。
【典拠・出典】
『荘子』「列禦寇」
不繋之舟(ふけいのふね)の使い方
ともこちゃんは不繋之舟、その場の雰囲気に合わせることができるから世渡りが上手だよね。
知に働けば角が立つ、情に棹させば流されるっていうからね。周りに合わせていた方が楽よ。
自分の意思を抑えて合わせることができるって、すごいことだと思うな。
もめてややこしいことになるより楽な方を選んでいるだけよ。
不繋之舟(ふけいのふね)の例文
- ともこちゃんは不繋之舟のようなさっぱりした性格なので、昔の事は気にしていないと思います。
- 不繋之舟のように、何事にもこだわらず流れに身を任せて生きていきたい。
- 健太くんは不繋之舟に見えるけれども、彼はあれでも日和見にたけていて、時流をちゃんと見極めているわよ。
- 不繋之舟であるともこちゃんの口から、不満の言葉を聞いたことがありません。
- 何の不満も不平もなく不繋之舟というような人は、本当にこの世に存在するのでしょうか。