著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

敷天之下【ふてんのもと】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
敷天之下

「敷天」は「普天」「薄天」とも書く。

【読み方】
ふてんのもと

【意味】
世界中。

【語源・由来】
「敷」はあまねく広いこと。天のあまねくおおうところのこと。

【典拠・出典】
詩経』「周頌・般」

敷天之下(ふてんのもと)の使い方

健太
敷天之下、すべての国が平和だった瞬間って、今までの人類の歴史の中であるのかな。
ともこ
うーん。一瞬たりともないかもしれないわね。
健太
人類は、略奪と争いの繰り返しの歴史だったんだね。
ともこ
同じ種族同士で争うなんて、愚かでばかばかしい話よね。

敷天之下(ふてんのもと)の例文

  1. 健太くんと結婚してくれるような女性は、敷天之下、どこにもいないと思うよ。
  2. 敷天之下、どの人々も平等に生きる権利をもって生まれてきました。
  3. どの国に行っても、敷天之下、挨拶は絶対に大事な欠かせないコミュニケーションです。
  4. 敷天之下、王様の威光が届かない場所なんてないくらいに、今の王様の権力は不動で絶大です。
  5. 私が大人になったら、敷天之下、みんなが笑顔で一日を終えられるようなそんな世の中にするために何かできたらいいと思っています。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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