著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

茅屋采椽【ぼうおくさいてん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
茅屋采椽

【読み方】
ぼうおくさいてん

【意味】
質素な家のこと。

【語源・由来】
「茅屋」はかやぶきの屋根のこと。「采椽」は山から切り出したままのたるきのこと。

【典拠・出典】
漢書』「芸文志」

茅屋采椽(ぼうおくさいてん)の使い方

ともこ
健太くんの家はこの近所なんでしょう?寄って行ってもいいかしら?
健太
ええー。それは困るなあ。
ともこ
何で?そんなにひどく散らかっているの?
健太
散らかっていないけれども、茅屋采椽だから、豪邸に住むともこちゃんに見せるのは恥ずかしいんだよ。

茅屋采椽(ぼうおくさいてん)の例文

  1. 家はこの世の仮の住まいだから、茅屋采椽でいいんだよとおじいちゃんが言っていました。
  2. 僕の家は茅屋采椽だから、ハイソな街の中で浮いていてすぐにわかると思います。
  3. 茅屋采椽でむさくるしい家ですが、よかったらお茶でも飲んで休んで行ってください。
  4. 僕の育った家は茅屋采椽で、とても小さかったけれどもそこに家族八人が暮らしていたんだよ。
  5. 茅屋采椽だから、災害の時には不安を感じるかもしれないけれども、意外と丈夫だから気のすむまで滞在してよ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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