【四字熟語】
蒲柳之質
【読み方】
ほりゅうのしつ
【意味】
若いときから体質が虚弱なこと。
【語源・由来】
「蒲柳」はかわやなぎで、木がやわらかく、その葉も秋の初めにはやばやと散ってしまうことから、か弱い体質をいう。
【典拠・出典】
『世説新語』「言語」
【類義語】
・蒲柳之姿(ほりゅうのし)
・虚弱体質(きょじゃくたいしつ)
【対義語】
・松柏之質(しょうはくのしつ)
蒲柳之質(ほりゅうのしつ)の使い方
健太くんは将来何になりたいの?
僕は蒲柳之質の生まれだったから、よく病院に入院していたんだよ。それで、大きくなったらお医者さんになって、今度は僕が人の命を救おうって決めているんだ。
そうだったのね。その割には勉強をしていないわね。
体が丈夫になって、やっと外を走り回ることができるようになったから、遊びまわっているんだよ。
蒲柳之質(ほりゅうのしつ)の例文
- ともこちゃんは、小さいころは蒲柳之質といわれ、過保護に育てられました。
- 健太くんは蒲柳之質で、よく熱を出す子でした。
- ともこちゃんは蒲柳之質だったので、夏祭りの夜店で買った物を食べてはいけないといわれていました。
- 蒲柳之質の生まれとは思えないくらい元気になりました。
- 小学校までは蒲柳之質だったので、ほとんど学校に行くことができませんでした。