【四字熟語】
麻中之蓬
【読み方】
まちゅうのよもぎ
「まちゅうのほう」とも読む。
【意味】
よい環境の中では悪しきものも正されるというたとえ。まっすぐに伸びる麻の中に生えた蓬は、曲がりがちな性質が矯められて、まっすぐに育つ意。
【典拠・出典】
『荀子』「歓学」
【類義語】
・南橘北枳(なんきつほっき)
・同声異俗(どうせいいぞく)
麻中之蓬(まちゅうのよもぎ)の使い方
兄さんの学校に不良が転校してきたんだって。
へえ。それで荒れまくっているっていう話?
違うんだ。麻中之蓬というように、不良が兄さんたちまじめな生徒に感化されて更生したんだ。
教育環境って大事ね。
麻中之蓬(まちゅうのよもぎ)の例文
- 問題児だった健太くんが、立派な模範生になるなんて、麻中之蓬って本当だな。
- 麻中之蓬というから、より良い学校に子供を入学させたいです。
- あの空手道場に入ると、麻中之蓬というように、どんな不良もまじめに変わるんです。
- 大人五人がかりでもてこずった生徒が、このクラスに来て豹変するなんて、麻中之蓬とはよく言ったものです。
- 麻中之蓬というけれども、環境ってとても大事だと思うよ。