著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

六十耳順【ろくじゅうじじゅん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
六十耳順

「六十にして耳順う」とも読む。

【読み方】
ろくじゅうじじゅん

【意味】
六十歳で人の言うことが素直に受け入れられるようになった。

【語源・由来】
「耳順」は人の言うことが何でもすぐ理解でき、素直に受け入れられること。孔子が晩年自分の生涯を述懐した言葉。

【典拠・出典】
論語』「為政」

【類義語】
十五志学(じゅうごしがく)
三十而立(さんじゅうじりつ)
四十不惑(しじゅうふわく)
五十知命(ごじゅうちめい)

六十耳順(ろくじゅうじじゅん)の使い方

健太
六十耳順というけれども、おじいちゃんが、最近、僕の意見に耳を傾けてくれるようになったんだ。
ともこ
歳をとって丸くなったのかしらね。
健太
そうかもしれないね。以前だったら、頭ごなしに拒否!否定!だったからね。
ともこ
私たちも60歳になったら、ああ、六十耳順だなって感じるのかしらね。

六十耳順(ろくじゅうじじゅん)の例文

  1. 六十耳順、退職してから素直に人の意見を聞くことができるようになったと自覚しています。
  2. 多くの人は六十耳順というのに、おばあちゃんは聞く耳をもたない。
  3. 病院が嫌いなおじいちゃんだったけど、六十耳順というように、最近は素直に通院しています。
  4. 巷では六十耳順というんだから、そろそろいうことを聞いてほしい。
  5. 六十耳順というように、あの頑固な祖父が私の意見を聞き入れてくれました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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