【四字熟語】
陰徳陽報
「いんとく」を「隠徳」と書き間違えないようにしましょう。
【読み方】
いんとくようほう
【意味】
人知れず善い行いを積み重ねる人には、やがて目に見えるよい報いがあるということ。「陰徳あれば陽報あり」という言葉を四字にまとめたもの。

「陰徳」は人に知られずにする善い行い、「陽報」は目に見えるよい報いのことだよ。人知れず徳を積む人にはよい報いがある、という考え方を表しているんだ。

オラも、誰かにほめられるためじゃなく、困っている人をそっと助けたいニャ!
【語源・由来】
「陰徳」は人に知られずに行う善行や、ひそかに積む徳。「陽報」は人の目にも明らかになるよい報いのこと。
『淮南子』「人間訓」にある「夫有陰徳者、必有陽報」(それ陰徳ある者は、必ず陽報あり)の言葉に由来する。目立たないところで積んだ徳には、やがてよい報いが現れるという教えを表す。
【典拠・出典】
『淮南子』「人間訓」
【類義語】
・善因善果(ぜんいんぜんか)
・福因福果(ふくいんふくか)
【対義語】
・悪因悪果(あくいんあっか)
【英語訳】
Good deeds done in secret will be rewarded.
Kindness shown without seeking recognition will bring its reward.
英語例文
人知れず善行を続けてきた彼に、思いがけない感謝の言葉が届いた。まさに陰徳陽報だ。
He quietly did good deeds for years, and one day received unexpected thanks. It was a fitting reward for his kindness.
人知れず善行を続けてきた彼に、思いがけない感謝の言葉が届いた。まさに陰徳陽報だ。
He quietly did good deeds for years, and one day received unexpected thanks. It was a fitting reward for his kindness.
陰徳陽報(いんとくようほう)の使い方

昨日、公園の落ち葉を片づけたんだ。誰にも言っていなかったけどね。

そうだったのね。今朝、みんなが公園がきれいになったって喜んでいたわ。

実は、作業を見ていた人がいたらしくて、お礼の手紙をもらったんだ!

それは陰徳陽報という言葉にぴったりね。人知れずした善いことに、うれしい報いがあったのね。
陰徳陽報(いんとくようほう)の例文
- 誰にも知られず図書室の本を整え続けた生徒が、先生に感謝された。まさに陰徳陽報を思わせる出来事だ。
- 祖母は「陰徳陽報という言葉があるから、見返りを求めず親切にしよう」と話していた。
- 人知れず地域の清掃に取り組んでいた彼が表彰されたと聞き、陰徳陽報という言葉が浮かんだ。
- 彼女は陰徳陽報を信じ、誰も見ていない場所でも人の役に立つことを続けてきた。
- 周囲に知らせず支援を続けていた人に感謝の輪が広がり、陰徳陽報の例として語られた。
まとめ
「陰徳陽報」は、誰も見ていないところで積んだ善い行いには、いつかよい報いが現れるという意味の四字熟語です。人から評価されることを目的とせずに行う親切や、人知れず続けた社会への貢献などを表す場面で使えます。
「陰徳」は隠れて行う善行、「陽報」は目に見える報いを意味します。『淮南子』「人間訓」に由来する、善い行いとその報いを結びつけた言葉です。


















