著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

規制緩和【きせいかんわ】の意味と使い方や例文(語源由来・対義語)

【四字熟語】
規制緩和

【読み方】
きせいかんわ

【意味】
行政当局による産業や経済に関する規制を廃止したり緩めたりすること。経済のサービス化や活性化を推し進めるため、規制緩和は世界的な潮流となっている。

一九九〇年代の日本では、経済・社会面でさまざまな規制があり、国内外の経済活動に支障を来している。とりわけ、海外からの日本の市場参入を困難にしており、政府も課題だった規制緩和に本腰を入れ始めている。

【語源由来】
「規制」は物事の限界を決めて、それを越えないように守らせること、「緩和」は緩めること。

【典拠・出典】

【対義語】
・規制強化(きせいきょうか)

規制緩和(きせいかんわ)の使い方

健太
ともこちゃん。規制緩和のおかげで、競争が活性化して、サービスの質が高くなったと思わない?
ともこ
そうね。でも、これから過当競争による弊害が出ないか心配だわ。
健太
例えば?
ともこ
小さな企業が、価格競争で不利になって淘汰されてしまうとか、価格を下げるために質が低下するとか、そういう心配もあるわよね。

規制緩和(きせいかんわ)の例文

  1. 政府は、規制緩和の方針を打ち出すことを発表した。
  2. 規制緩和し、既得権益をなくし、新規参入を促す。
  3. 国鉄は、規制緩和のために民営化されJRとなった。
  4. 電力の自由化は規制緩和の一つである。
  5. 規制緩和の影響で、価格競争が起こり、料金が低下した。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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