著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

原心定罪【げんしんていざい】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
原心定罪

「心を原(たず)ねて罪を定む」とも読む。

【読み方】
げんしんていざい

【意味】
罪を定めるときは、罪人の動機や心の状態を考慮して定めるということ。

【典拠・出典】
漢書』薛宣

【類義語】
・原情定過(げんじょうていか)

原心定罪(げんしんていざい)の使い方

健太
死刑って必要かな。
ともこ
被害者にとっては必要よね。
健太
原心定罪というように、犯罪者になった理由が何かしらあるんだから、情状酌量してあげたくなるじゃないか。
ともこ
健太くんが被害者になっても、同じように思うことができるかしらね。

原心定罪(げんしんていざい)の例文

  1. 万引きをした健太くんを許したくないが、原心定罪の考えを適用しよう。
  2. 犯行動機をしっかり聞き出して、原心定罪とする。
  3. 捜査に感情を持ち込んではいけない、理論的に冷静に原心定罪することが大事だ。
  4. 性急な断罪は避けて、原心定罪を心がけよう。
  5. 原心定罪に則って、健太くんに懲役二年執行猶予三年の刑が言い渡された。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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