【四字熟語】
堅白異同
「堅白同異の弁」の略。堅白同異ともいう。
【読み方】
けんぱくいどう
【意味】
こじつけや、詭弁。
【語源・由来】
中国戦国時代、趙の公孫竜(こうそんりゅう)は「堅くて白い石は、目で見ると白いことはわかるが、堅さはわからない。手でさわると堅いことはわかるが、色はわからない。だから堅い石と白い石とは異なるもので、同一のものではない」という論法で詭弁を弄した。
【典拠・出典】
『公孫竜子』堅白論
【類義語】
・郢書燕説(えいしょえんせつ)
・牽強付会(けんきょうふかい)
・断章主義(だんしょうしゅぎ)
堅白異同(けんぱくいどう)
ともこちゃん。また、先生に優しくしてもらったの?ともこちゃんばっかりずるいなあ。
私はかわいい、かわいい子は何でも許される、だから私は学校で自由である。
そんなの堅白異同だよ。
まあまあ、怒らない怒らない。かわいく生まれてしまったんだからしょうがない。
堅白異同(けんぱくいどう)の例文
- ともこちゃんは、堅白異同が上手な口から先に生まれてきたような子だ。
- 健太くんは、お得意の堅白異同でピンチを乗り切った。
- 堅白異同の弁で、ともこちゃんは、先生すら手玉に取る。
- 健太くんがいっていることは、堅白異同の弁ではなく真実だ。
- ともこちゃんは、堅白異同の弁で相手を言い負かした。