【四字熟語】
叢蘭秋風
「叢蘭茂らんと欲し秋風之を敗る」の略。
【読み方】
そうらんしゅうふう
【意味】
芳香を放つ蘭の群生が繁茂しようとするが、冷たい秋風が枯らしてしまう。小人のさまたげによって、りっぱな人が力を発揮できないことのたとえ。
【語源・由来】
蘭がよい香りの花を咲かせようとすると、秋風が花を傷つけて破るという意味から。「叢」は一箇所に乱雑に集まること。
【典拠・出典】
「帝範」去讒
叢蘭秋風(そうらんしゅうふう)の使い方
一時期、兄さんがテレワークをやっていたんだけど、仕事にならなかったんだ。
家だとサボってしまうの?
ちがうんだ。叢蘭秋風というように、愛猫が邪魔をして仕事にならなかったんだ。
それはどうしようもできないわね。
叢蘭秋風(そうらんしゅうふう)の例文
- 健太くんの存在は、まさに叢蘭秋風、優秀なともこちゃんの妨げになっている。
- あの健太くんと付き合い始めてから、めっきり成績が振るわなくなり、まるで叢蘭秋風と言わんばかりの状態だ。
- 叢蘭秋風だと後ろ指さされないように、ともこちゃんに釣り合う自分になろう。
- みんなが言うように、僕は叢蘭秋風、ともこちゃんの足を引っ張っているんだろうか。
- 叢蘭秋風というように、彼女の存在は、健太くんにとってマイナスだ。