【四字熟語】
短褐孤剣
【読み方】
たんかつこけん
【意味】
粗末な着物と一振りの剣。貧しい身なりの孤独な武士のたとえ。
【語源・由来】
「短褐」は、身分の低い人が着る、丈の短い粗末な着物。「孤剣」は、一振りの剣。転じて、簡単な武装。また、ただ一人で助けのない武士。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・短褐穿結(たんかつせんけつ)
短褐孤剣(たんかつこけん)の使い方
この古い写真はだれの?
ぼくのおじいちゃんのおじいちゃんの写真だよ。
へえ。武士だったのね。
そうなんだ。晩年は短褐孤剣だったけれども、若かりし頃は、殿さまの右腕として活躍していたらしいよ。
短褐孤剣(たんかつこけん)の例文
- 彼は、不遇な武家の次男坊で短褐孤剣のまま生涯を閉じました。
- 長男が跡を継ぐのが当たり前の時代に、三男坊の武士は、嫁を貰うこともかなわず短褐孤剣であることが多かった。
- 短褐孤剣の身の上の武士が集まって、強盗団を作ろうとしています。
- 長屋に住む短褐孤剣の人は、実は将軍の双子の弟ではないかという噂です。
- 短褐孤剣で、日々の暮らしは楽ではなかったが、近隣の人には恵まれたと思う。