【四字熟語】
忘憂之物
【読み方】
ぼうゆうのもの
【意味】
憂いを忘れさせてくれる意から、酒の美称。
【語源・由来】
「此の忘憂の物に汎かべて、我が世を遺るるの情を遠くす」による。
【典拠・出典】
陶潜「飲酒」
【類義語】
・天之美禄(てんのびろく)
・百薬之長(ひゃくやくのちょう)
・儀狄之酒(ぎてきのさけ)
・清聖濁賢(せいせいだくけん)
・麦曲之英(ばくきょくのえい)
忘憂之物(ぼうゆうのもの)の使い方
昨日、父さんが、忘憂之物をこっそり飲んで、母さんに怒られていたんだよ。
お医者様に禁止されてるの?
そうなんだ。家族の心配をよそに忘憂之物を飲んじゃうなんてだめだよね。
そうね。忘憂之物にタバスコを入れておけば、二度と飲まないんじゃないかしら。
忘憂之物(ぼうゆうのもの)の例文
- 忘憂之物は、僕の心の友と言っていいほど、僕を支えてくれる。
- 悩みを忘れるには忘憂之物は最高だ。
- 忘憂之物を飲んでも飲まれるな。
- この世から忘憂之物がなくなったら、僕の生きがいはなくなってしまう。
- 結婚するまでは、友人と忘憂之物を飲んで憂さ晴らしをしたものだ。