一汁一菜の意味(類義語)
【四字熟語】
一汁一菜
【読み方】
いちじゅういっさい
【意味】
汁一品、おかず一品だけの食事。粗末で質素な食事。
ほんまやな。要するに、「シンプルで必要最低限のものだけで食事する」ってことやろ。
汁ものとおかず、これだけでエエんやな。
それは「シンプルイズベスト」みたいな感じの言葉やな。
汁ものとおかず、これだけでエエんやな。
それは「シンプルイズベスト」みたいな感じの言葉やな。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・粗衣粗食(そいそしょく)
・節衣縮食(せついしゅくしょく)
・箪食瓢飲(たんしひょういん)
・朝齏暮塩(ちょうせいぼえん)
一汁一菜(いちじゅういっさい)の解説
カンタン!解説
「一汁一菜」とは、日本の伝統的な食事の考え方の一つで、シンプルだけどバランスのいい食事を指すよ。具体的には、「一汁」とは、みそ汁やスープなどの液体の食品を指し、「一菜」とは、魚やお肉、野菜などのおかずを一品指すんだ。
昔の日本では、食事はシンプルながらも栄養がちゃんととれるような食事が良しとされていたの。だから、この「一汁一菜」の考え方は、無駄なく必要なものだけを食べる、という日本の伝統的な価値観を反映しているんだよ。
例文の「食事を一汁一菜にした」というのは、食事をシンプルにして、必要なものだけをとった、という意味だね。要するに、シンプルだけど栄養がバランスよくとれる食事を心がける、という日本の美意識や価値観が込められているんだよ。
一汁一菜(いちじゅういっさい)の使い方
最近。母さんが疲れ切っていて、一汁一菜しかでないんだよね。
一汁一菜でも作ってくれるのはありがたいことよ。
でも、僕は食べ盛りの成長期なんだよ。もっと食べたいよー。
じゃあ、健太くんが作ればいいのよ。
一汁一菜(いちじゅういっさい)の例文
- ともこちゃんは、一汁一菜の粗食を毎日食べている。
- 一汁一菜でも、具だくさんの汁ものがあれば栄養は十分摂取できる。
- 食事を一汁一菜にしてから、食品ロスが減った。
- かつて、一汁一菜と言えば清貧のイメージだったが、今は、最先端の食事方法だ。
- 倹約令が出され、食事は一汁一菜であることが決められた。
一汁一菜の文学作品などの用例
- あるいは将軍の日常生活が一汁一菜式の質素を極めたものであったという世評は当っておらず、<石坂洋次郎・若い人>
- 脱走、足袋はだしのまま、雨中、追われつつ、一汁一菜、半畳の居室与えられ、犬馬の労、誓言して、巷の塵の底に沈むか、〈太宰治・HUMAN LOST〉
簡単で質素な食事のことを示しているわけだ。