【四字熟語】
鉛刀一割
【読み方】
えんとういっかつ
【意味】
鉛でできた切れ味の良くない刀でも、一度は物を断ち切ることができるという意味から、凡庸な人でもたまには力を発揮できる場面があるというたとえ。自分の力を謙遜していうことが一般的。
また、一度使うと二度と使えないことから、一度使うと二度と役にたたないということのたとえ。
【典拠・出典】
『後漢書』「班超伝」
【類義語】
・一割之利(いっかつのり)
・鉛刀一断(えんとういちだん)
【英語訳】
even a dull blade would cut once
英語例文
彼は野球の才能はないが、練習を頑張っている。必ず鉛刀一割する時が来るだろう。
He is not good at baseball but he try his best. Someday hi plays well as even a dull blade would cut once.
彼は野球の才能はないが、練習を頑張っている。必ず鉛刀一割する時が来るだろう。
He is not good at baseball but he try his best. Someday hi plays well as even a dull blade would cut once.
鉛刀一割(えんとういっかつ)の使い方
健太くん、聞いたけどこの前のサッカーの試合ですごくいい動きしたんだって!サッカー部のみんながそう話してたよ。
そんなことないよー。たまたまだよ。
一体どんなことしたの?いいシュート打てたとか?
違うよそんな技術はないからね。ロスタイムギリギリで敵がゴールの近くまで来たからオフサイドトラップを仕掛けただけなんだ。見よう見まねなんだけどね。僕の鉛刀一割が役に立って本当に良かったよ!
鉛刀一割(えんとういっかつ)の例文
- 会社の後輩にいろいろと教えて2年になるが全く使い物にならない。こんな人材でもいつかは鉛刀一割する機会があると期待して面倒を見ている。
- 私のようなものでも力になれてとても嬉しい。この前のプレゼンではみんなから鉛刀一割だと言われたが、今回のこの商談もうまくまとめて鉛刀一割ではないということを証明してみせたい。
- この前ほうきを買ったが、安いものにするか高いものにするか迷って結局安い方を買った、一度使用しただけなのにもう毛が抜け落ちてしまった。まったく鉛刀一割だ。やはり高いものを買うべきだった。
- 次の仕事は会社にとってすごく大きなものである。そのために最高のメンバーで挑んで欲しいと社長が話していた。今度の仕事ではぜひ私の鉛刀一割をお役に立てたい。
- どんなにうまくできなくても才能がないと諦めてはいけない。頑張って続けていれば必ず鉛刀一割できる時が来るはずである。