【四字熟語】
懊悩呻吟
【読み方】
おうのうしんぎん
【意味】
色々なことを考えて悩みもだえ、苦しみうめくこと。
【語源・由来】
「懊悩」は悩みもだえることで、「懊」も悩むという意味で、同じ意味が重なった言葉となります。
「呻吟」は苦しみのあまり声を発することの意味となります。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・懊悩焦慮(おうのうしょうりょ)
・懊悩輾転(おうのうてんてん)
・懊悩煩悶(おうのうはんもん)
・焦心苦慮(しょうしんくりょ)
・辛苦心労(しんくしんろう)
・精思苦到(せいしくとう)
・煩悶懊悩(はんもんおうのう)
【英語訳】
anguish of heart
have mental anguish
be in agony
agony
懊悩呻吟(おうのうしんぎん)の使い方
おばあちゃんが末期がんで入院しているんだよ。昨日もお見舞いに行ってきたんだよ。
かわいそう。たくさんお見舞いに行って励ましてあげないとね。
うん、でも相当痛いみたいで、懊悩呻吟する姿もときどきあるんだ。見るに耐えなくて・・・。
そうか、どう答えていいか、今はわからないけど、とりあえず、今は医師を信じて、おばあちゃんを励ましてあげることがいいかもしれないね。
懊悩呻吟(おうのうしんぎん)の例文
- 介護や病気のことも悩みの種であり、懊悩呻吟するまでに至った。
- その痛みに堪え難く、患者は懊悩呻吟することが一般的でした。
- 編集者は飴とムチを使いわけ、執筆に懊悩呻吟するライターを叱咤激励しながら締切日に間に合わせるのが役目だった。
- 昨日怪我した足の痛みは一晩中懊悩呻吟することとなった。
- 上司から言われた一言を思い出すたび懊悩呻吟するまでとなった。
まとめ
懊悩呻吟(おうのうしんぎん)の意味は「色々なことを考えて悩みもだえ、苦しみうめくこと」です。
「懊悩」は悩みもだえることで、「懊」も悩むという意味で、同じ意味が重なった言葉となります。
「呻吟」は苦しみのあまり声を発することの意味となります。