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黯然銷魂【あんぜんしょうこん】の意味と使い方や例文(語源由来・英語訳)

【四字熟語】
黯然銷魂

【読み方】
あんぜんしょうこん

【意味】
悲しみや愁(うれ)いに打ち沈むさま。悲嘆にくれ悄然(しょうぜん)として魂が抜けたような状態をいう。

【語源・由来】
「黯然」悲しみ、絶望などで心がふさぐさま。
「銷魂」驚きや悲しみのあまり、気力を失うこと。

【典拠・出典】

【英語訳】
suffer distress
to suffer heartache

suffer distress は悲嘆にくれる、to suffer heartache は、心を痛めるの意。

黯然銷魂(あんぜんしょうこん)の使い方

健太
ともこ先生、A子ちゃん今日もお休みだったけど、何かあったの?
ともこ
実は昨日、A子ちゃんの家に行ってみたの。A子ちゃん黯然銷魂しちゃってて……
家族同様に過ごしてきた愛犬をなくしたそうよ。
健太
そうだったんだ。
ともこ
いつものA子ちゃんにもどるには、もう少し時間がかかるかもしれないわね。

黯然銷魂(あんぜんしょうこん)の例文

  1. その映画の演出には、主人公の黯然銷魂する姿をモノクロで、それ以外のシーンではカラー映像が用いられた。
  2. 女王という立場上、最愛の我が子を失って黯然銷魂する間もなく、否応なしに政争の表舞台へと引きずり出された。
  3. 最愛の夫を亡くした彼女は黯然銷魂し、周囲の心配をよそに自分の世界へ閉じこもり、もとの世界へもどることはなかった。
  4. 最初彼は黯然銷魂するだろうが徐々に自分を取り戻し、我々のもとに戻ってくることを誰もが信じて疑わなかった。
  5. 私は、知り合いが死んだことを素直に悲しめる、目の前で黯然銷魂している彼らを、どこかうらやましいと思った。

まとめ

悲しみにはいろいろなシーンがあると思います。
卒業式での友人達との別れ、可愛がっていたペットとの別れ、大切に使っていた物が修理すらできなくなってしまった時。程度の差はあるにせよ、そこには悲しみの感情があります。
しかし、魂が抜けたような状態になるほどの悲しみと言えば「死」が一番なのではないでしょうか。物であれば代わりがあるでしょうが、命のあるものに代わりはありません。できることなら無縁でありたいものですが、自然の理に逆らえない以上乗り越えていく強さが必要だということなのでしょう。


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