【四字熟語】
画脂鏤氷
「画脂鏤冰」とも書く。
「脂(あぶら)に画(えが)き氷に鏤(ちりば)む」と訓読する。
【読み方】
がしろうひょう
「かくしろうひょう」とも読む。
【意味】
中身がないのに、表面を飾っても無駄というたとえ。また、努力しても効果がないということ。
無用なところに力を用いること。
【語源・由来】
「脂」とは、あぶらのこと。「鏤」とは、彫る、刻みつけるということ。
あぶらに画(か)き、氷に彫刻するということから。
【典拠・出典】
『塩鉄論』殊路
【類義語】
・凋氷画脂(ちょうひょうがし)
・鏤氷雕朽(ろうひょうちょうきゅう)
・鏤氷描水(ろうひょうびょうすい)
画脂鏤氷(がしろうひょう)の使い方
やあ、ともこちゃん。ぼくの新しいパソコンを見に来ないかい?
また新しいパソコンを買ってもらったの?
そうなんだ。やっぱり、最新の機能が搭載されていないと使いにくいだろう。
健太くんは画脂鏤氷よ。基本的な使い方もできないのに、新しいパソコンに買い替えてばかりいるのね。
画脂鏤氷(がしろうひょう)の例文
- 彼は身につけるものは、すべて流行の最先端だといっているけれど、画脂鏤氷だと思う。
- 兄はインテリアにこだわっていて、家具はすべてオーダーメイドしている。しかし、部屋がゴミだらけで掃除もしないものだから、画脂鏤氷だろう。
- 彼女なりに努力しているのはわかるけれど、画脂鏤氷ということに本人は気づいていないのだろう。
- 彼は画脂鏤氷ばかりしているから、本来必要なところに力を発揮できない。
まとめ
画脂鏤氷というように、中身がないのに表面だけ飾るようなことはしたくないですね。
また、努力をしても効果がないということにならないように、効果的な方法についてもしっかり考えたいものですね。