【四字熟語】
奸佞邪知
「奸佞邪智」とも書く。
【読み方】
かんねいじゃち
【意味】
心が曲がっていて悪知恵が働き、人にこびへつらうこと。また、そのさま。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・海千山千(うみせんやません)
・狡猾佞奸(こうかつねいかん)
・狡猾剽悍(こうかつひょうかん)
・狡猾老獪(こうかつろうかい)
・狡知奸弁(こうちねいべん)
奸佞邪知(かんねいじゃち)の使い方
あ、珍しく読書をしているね。その本は確か芥川賞を取ったんではなかったかな?
詳しいね。さすが、君はクラスいちの読書家だね。この本を君はもう読破したのかい?
うん、もう読んだわ。具体的に結末は言わないけれど、主人公は勇敢で格好いいわね。あんな男性がタイプだわ。それに比べ、敵対する相手のボスは奸佞邪知で本当に嫌なやつね。いずれにせよ、とても面白かったわ。
そうなんだ。まだまだ冒頭でやっと登場人物が出揃ったところだから、続きを読むのが楽しみだな。でも、君がそれほど言うのであればきっと面白いんだろうね。楽しみだな。
奸佞邪知(かんねいじゃち)の例文
- 彼は奸佞邪知なやつだから、信用しない方が自分の為だと思うよ。
- あいつの奸佞邪知な策は、心底腹が立つよ。彼の上司がしっかりと叱ってくれたら良いのに。
- 奸佞邪知な作戦も、敵の牙城を崩すには必要な場合もある。致し方ないここと割り切れ。
- どんな窮地に陥ったとて、奸佞邪知なことをするのは彼の美学に反する。
- 私の息子は奸佞邪知な性格に、どうして育ってしまったのだろうか。